で、一つ目の回答である。
それは、まあ、こんなかんじ↓。
新一『やっぱり、この事件の犯人は加藤さんだよ』
佐藤『なにいってるのよ、コナンくん。だから、加藤さんには千葉刑事と事件当時いっしょにいたっていうアリバイが……』
新一『ふーん、で、その事件当時っていつのことなの?』
佐藤『だから、朝の7時〜7時半の間……』
新一『でも、なんでそんなことわかるの?』
高木『それはね。鑑識のおじさん達が死体を一生懸命調べると、人間がいつ死んだというのはわかるんだよ、コナンくん』
新一『えー、でも、死体が発見されてからまだそんなに時間もたってないし、解剖もしていないんでしょ? それなのにそんな30分間に絞り込めるものなのぉ?』
志保『確かにね。それに、例え司法解剖をしても、死亡推定時刻は一時間以内に絞ることは難しいんじゃないかしら?』
高木&佐藤『!? いや、で、でも鑑識からの報告だと……』
新一『でもそんな風に絞り込めるわけがない。それなのに、size="5">その鑑識さんは30分と断言した。だとしたら、答えは一つだよね』
志保『そう、その死亡推定時刻は偽りのもの……時間の流れに逆らった、罪深い虚言』
高木『じゃ、じゃあまさか……!!』
新一『調べてみたら? その鑑識さんと加藤さんや仲本さんとの関係を』
……
…………
………………
……………………
(×o×;; (×o×;; (×o×;; (×o×;; (×o×;;
ええー、いうまでもないことであるが。
これが来週号の作者が用意している答えであるわけは無い。
まずなによりも、これじゃあ、少年探偵団の面々が朝見かけた怪しい男が『じつはやっぱり全く無関係でした』となってしまうし、そもそも『加藤が犯人』とする証拠もなければ、根拠すらないんである。
もちろん、今週号で張られている数々の伏線(次の書きこみで詳しく分析するつもりだが)をおもいっきし無視しまくった内容であることも、言うまでもない。
が、少なくとも。
今週号に及んでも
『なぜ、こんなムチャクチャ精密な死亡推定時刻が判明しているのか?』
という疑問に対し、
作者サイドからの答え
が提示されていないないことは間違いないのである。
で、今回の問題は間違いなく
『アリバイ』
が問題の趣旨であり、であるならば、当然のことながら『死亡推定時刻』は最も重要な事件の要因であるはずなのである。
そう考えると、あの死亡推定時刻を文言どおり信じ込む方が推理物を読む時の姿勢としては外れているのではないだろうかと僕には思えてしまうのである。
よって、これが作者の用意した答えではないという事は重々承知しておきながら、名草の回答の一つ目として、まずはとりあえず提示しておくものである。
ということで、次からは『作者の用意した回答』を探るべく、今週号で提示された(吐き気がするほどの)複線を分析していきたいと思う。
すばらしく時間がかかりそうだけど(汗)。
ああ、もう、サンデーと一緒に買ってきた『Q.E.D』と『ロケットマン』の新刊を読めるのはいつなんだぁぁぁぁ(TOT)。
とりあえず、『売ったれ大吉』は読んじまう。気分転換もかねて。 |
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