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KOKO’Laboratory

●解答(第4問)● 2001/10/15(月) 01:39

それでは第4問の解答です。

■ 第4問 ■
つぎの暗号を解きなさい。

 15188879    
 14409655
 12436407    
 10870711          
 14409655  10人の神々の法律が双曲の音色を奏でるとき、 
 15024781             目の前の景色にはすでに、真実は広がっている


問題は、上記のようになっております。

この問題は6行8列の数字の集合と、不可解な文章とで成り立っております。
もちろん、その不可解な文からなにをするべきかを導きだし左の数字の集合に
「なにか」をするわけです。

ではまず与えられた文章について考えてみましょう。

 「10人の神々の法律が双曲の音色を奏でるとき、 
             目の前の景色にはすでに、真実は広がっている」

さて、この文には10という数字が入っていますね。
さらにもうひとつ、数字を連想させる文字が入っています。 「双曲」つまり「2」です。
指し示すことは、「10・・・・・が、2・・・・・・のとき」ということが予想されます。
ここで文章の

「10人の神々の法律が」

この部分ですが、なんとなく勘を働かせてみたください。こういうヒントになる文は
「〜をやれ」と素直に言ってしまうと暗号にならないので、ややこしくしたり、はぐらかしたり、
よけいなものを付け足したりします。
キーワードは「10人」「神々」「法律」・・・・・「10」「神」「法」・・・・・「10進法」!!
ここでは10進法という言葉を連想してもらいたかったのですね。
するとこの文章の前半のくだりは、

「10進数を2進数にする」という意味になります。
ヒント2の通り1行が1つの集まりになっていて、1行1行を2進数にしていきます。

簡単にいうと10進法は「0〜9」を使った数字の表し方、
2進法は「0と1」を使った数字の表し方ですね。
それでは10進数を2進数にしてみましょう。やりかたは、10進数を2で割っていき・・・・・

なんてことをやっていると日が暮れてしまうので、電卓を使います。
ここでいう電卓は「関数電卓」。多分ほとんどのパソコンで使用できると思います。
Windowsでは [スタート] → [プログラム] → [アクセサリ] → [電卓] 
で使用できます。[表示]を選び、[関数電卓]で準備は完了ですね。

最初は「10進」つまり普段使っている数に設定されているはずなので、
そのまま「15188879」を入力。ここで「2進」を選択すると、
2進数「111001111100001110001111」に変換されます。

問題の数字を2進数に変換したものをまとめてみます。


 111001111100001110001111
 110110111101111110110111
 101111011100001110110111
 101001011101111110110111
 110110111101111110110111
 111001010100001010001101


わかりましたか?「目の前の景色にはすでに、真実は広がっている」のです。
見やすくするために 1→□ 0→■ にしてみます。


 □□□■■□□□□□■■■■□□□■■■□□□□
 □□■□□■□□□□■□□□□□□■□□■□□□ 
 □■□□□□■□□□■■■■□□□■□□■□□□ 
 □■□■■□■□□□■□□□□□□■□□■□□□ 
 □□■□□■□□□□■□□□□□□■□□■□□□ 
 □□□■■□■□■□■■■■□■□■■■□□■□ 


もうおわかりですね。
第4問の答えは 「Q.E.D.」 となります。
                  以上・・・・証明終了です。


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