それでは第5問の解答です。
■ 第5問 ■ つぎの暗号を解きなさい。
ろしぐろぬけまだあが たいないにといにんと とでじとうつんではこ もとこえねへろめへも うまでわいめすいかと なんれなるははたらは かどまはほこじほでう
問題は上記のようになっています。
と、その前に一応特別問題の解答。
16 48 35 1 (14) 28 34 48
このような数字ですが、数字の順番がいろは歌の順番と対応、カッコは濁点。 答えは 「たんていがくえん」 となります。
そうなるとヒント1にあるように、第5問では「いろは」が使われるようです。
さて、問題を1行1行ずつよく見てみましょう。ある共通点が見えてくるはずです。 そう、1行ずつ、必ず1文字以上2つある文字が存在するのです。
ろしぐろぬけまだあが → ろ たいないにといにんと → い、に、と とでじとうつんではこ → と、で もとこえねへろめへも → も、へ うまでわいめすいかと → い なんれなるははたらは → な、は かどまはほこじほでう → ほ
出てきた文字を見ると、どうやら各行必ず「い、ろ、は、に、ほ、へ、と」のどれか が存在するようです。2行目は「い、に、と」と3個存在しますが、 3行目に「と」、5行目に「い」が単独で存在することから 2行目で大事な文字は「に」であることがわかります。
ここで、文中におけるそれぞれの文字の位置をよく見てみましょう。
ろしぐろぬけまだあが たいないにといにんと とでじとうつんではこ もとこえねへろめへも うまでわいめすいかと なんれなるははたらは かどまはほこじほでう
どれも2文字をはさむ位置関係になっていますね(複数あるところもそう選べる)。 それでは、各行を「いろは」の順に並び替え、さらに「いろは」の文字のところでそろえてみます。
うまでわいめすいかと ■ろしぐろぬけまだあが なんれなるははたらは たいないにといにんと かどまはほこじほでう もとこえねへろめへも ■とでじとうつんではこ
ここで、「いろは」のあいだを縦に読むと「すぐらいじめじめしたところで」となります。 なにかの文章になっているようですが、まだよくわかりませんね。 「いろは」の左側の文字を右端に移してきれいにそろえてみます。
いめすいかとうまでわ ろしぐろぬけまだあが はたらはなんれなるは にといにんとたいない ほこじほでうかどまは へろめへももとこえね とでじとうつんではこ
もう一度縦に読んでみましょう。
「わがはいはねこであるなまえはまだないどこでうまれたか とんとけんとうもつかぬなんでもうすぐらいじめじめしたところで」
わかりやすく漢字にして、少々追加すると
「我輩は猫である。名前はまだない。どこで生まれたかとんと見当もつかぬ。 何でも薄暗いじめじめしたところでニャーニャー泣いていたことだけは記憶している」
したがって、第5問の答えは 「我輩は猫である」となりました。
もちろん「我輩は猫である」とは「こころ」「坊ちゃん」などでおなじみの、 千円札のおじさまの代表作で、猫の一人称で話が展開する有名なお話のことです。
そ1で1 |
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