それでは第6問の解答です。
■ 第6問 ■ つぎの暗号を解きなさい。
EOU ISQG JT
遠くなるほど真実は近づく
問題は、上記のようになっております。
これと同じ原理の類題がヒントにありますので、まずはそちらの解き方。
1.HBGHFN
これをABCの順番で1文字ずつ次の文字に直していきます(H→I、B→C)。
ICHIGO(苺)
これが1個目の暗号の答えです。ではもう1つのほう。
2.OKNM
今度は2個前の文字に直していきます(M←N←O、I←J←K)。
MILK(ミルク)
どうやら第6問は文字をある規則に沿ってずらしたもののようです。 ずらしたものを、どのように直すかというと
「遠くなるほど真実は近づく」
Eから始まってTで終わる。 ここでは右に行くほど遠いと考えてみましょう。ここでヒント1、
ヒント1:「T」は真実です。
つまり、TはTのままでよいと言うわけですね。 一番遠いTが真実、逆に言えば左に行くほど真実から遠くなる、 つまりだんだんずれていき、Eは1番ずれていることになります。
そろそろ正解です。この問題ではもとのコトバを、右端のTを基準にそこから その左の文字は左に1文字ずれる(I←J)、その次は2文字(O←P←Q)というようにして、 最後のEは8文字ずれています。
(WXYZABCDE)(HIJKLMNO)(OPQRSTU) (DEFGHI)(OPQRS)(NOPQ)(EFG) (IJ)(T)
もとの文字を拾っていきましょう。その際、暗号文と同じように 空欄も入れていきます・・・。
文が出てきました。 第6問の答えは WHO DONE IT? となりました。
『誰が殺したか』。 鬼火島殺人事件のあとがきには 「ミステリーの世界でもっとも古典的かつ魅力的なテーマ」とかかれています。 ミステリーが誕生した時から存在していたであろう、それ好きな読者と同じく 私もこのテーマには強くこころを惹かれます。 金田一だと、このテーマを扱っていると思われるのは上記の「鬼火島」、「悲恋湖」、「決死行」 あたりでしょうか。 その人が100%犯人であることがわかったとき(例えば「結婚式を早める」であったり、 「カ行に名前が入っていた」であったり)はかなりうれしかったりします。 「意外な真犯人」も大歓迎。ただし、整合性と伏線さえ抜け落ちていなければ・・・。
ら3よ2 |
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