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KOKO’Laboratory

●解答(第6問)● 2001/11/12(月) 02:06

それでは第6問の解答です。

■ 第6問 ■
つぎの暗号を解きなさい。

EOU ISQG JT

遠くなるほど真実は近づく

問題は、上記のようになっております。


これと同じ原理の類題がヒントにありますので、まずはそちらの解き方。

1.HBGHFN

これをABCの順番で1文字ずつ次の文字に直していきます(H→I、B→C)。

ICHIGO(苺)

これが1個目の暗号の答えです。ではもう1つのほう。

2.OKNM

今度は2個前の文字に直していきます(M←N←O、I←J←K)。

MILK(ミルク)


どうやら第6問は文字をある規則に沿ってずらしたもののようです。
ずらしたものを、どのように直すかというと

「遠くなるほど真実は近づく」

Eから始まってTで終わる。
ここでは右に行くほど遠いと考えてみましょう。ここでヒント1、

ヒント1:「T」は真実です。

つまり、TはTのままでよいと言うわけですね。
一番遠いTが真実、逆に言えば左に行くほど真実から遠くなる、
つまりだんだんずれていき、Eは1番ずれていることになります。


そろそろ正解です。この問題ではもとのコトバを、右端のTを基準にそこから
その左の文字は左に1文字ずれる(I←J)、その次は2文字(O←P←Q)というようにして、
最後のEは8文字ずれています。

XYZABCDE)(IJKLMNO)(PQRSTU) 
EFGHI)(PQRS)(OPQ)(FG) (J)(

もとの文字を拾っていきましょう。その際、暗号文と同じように
空欄も入れていきます・・・。

文が出てきました。
第6問の答えは 
           WHO DONE IT?
                         となりました。

『誰が殺したか』。
鬼火島殺人事件のあとがきには
「ミステリーの世界でもっとも古典的かつ魅力的なテーマ」とかかれています。
ミステリーが誕生した時から存在していたであろう、それ好きな読者と同じく
私もこのテーマには強くこころを惹かれます。
金田一だと、このテーマを扱っていると思われるのは上記の「鬼火島」、「悲恋湖」、「決死行」
あたりでしょうか。
その人が100%犯人であることがわかったとき(例えば「結婚式を早める」であったり、
「カ行に名前が入っていた」であったり)はかなりうれしかったりします。
「意外な真犯人」も大歓迎。ただし、整合性と伏線さえ抜け落ちていなければ・・・。

ら3よ2
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