<診断名サイコパス>ロバートDヘア <黒い家>貴志祐介
今回は久々なので一挙に2冊紹介。(「診断名サイコパス」はミステリーとはやや離れますが読めば、「黒い家」が倍わかるので。)
「サイコパス」とは極端に言うと「良心のない人」。何があっても自分が悪いと思わない人、思えない人。例えば自分が殺人を犯しても反省するどころか「刑務所に入れられたのはあいつのせい」と被害者を責めるような言動をする。彼らには自分の利益以外に守るべきものはないのだろうか。
でも、ここまで極端でなくてもこういう人って増えている気がするね。特に若いモンに。
「黒い家」はサイコパスと戦う保険やさんの苦悩。こちらはミステリーです。貴志祐介にワレはしびれっぱなしですが本作もかなり良いですよ。夫が腕をなくして入院する場面がすごいです。ひー。この人の作品は読んでいてバーチャルに体験している感じがしてくる。痛さとか、グロさ。夜読むと酔いそう。
映画にもなりました。大竹しのぶ、すごすぎです。「危険な情事」の女の人(名前忘れた)の向こうを張れます。あんまり強烈すぎて笑えてきます。笑い飛ばさないと見られないくらいでした・・・ |
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