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図書館だより 8 2001/11/06(火) 21:15

「スクリーム」

 「殺人鬼」というのは何か人間ではない感じがしますね。もはや人間の心を持たない、ということなのかもしれませんが。
 映画なんかだと「殺人鬼」と名が付くと仮面なんかつけたりします。「13日の金曜日」なんかがそうですね。ああなっていると特定の誰か、というより一種の記号みたいなものですね。あのほうが表情がないので「エルム街の悪夢」のフレディ(年がばれる^^;)なんかよりも怖かったりします。

 今回ご紹介する「スクリーム」の殺人鬼も仮面を付けています。黒いマントみたいなものまで着ていていつもそれです。日中もその格好で殺人を行ったりしています。想像するとかなり間抜けです。どこで着替えるのか、とかね。まあ、血糊は目立たんだろうけどな。
 しかし、あの仮面の顔も・・・なんとかならんのか・・・怖いのを通り越して間抜けだよ。ムンクの絵にも似ている。

*「スクリーム」の意味は「叫び」。そういえばあの絵の題も「叫び」ですね。もちろん、恐怖の叫びなわけですが・・・

 ビデオジャケットはホラーっぽいけれど一応ストーリーはミステリーの範囲に入っていると思います。ワレ自身、見るまで殺人鬼が登場人物の変装だとは思ってませんでしたケド。

 しかし、自分の身近に殺人鬼がいると確信しながら生活するなんて嫌だなー。しかも生き残った人たちは続編にも登場。主人公もずっと同じ。しつこく狙われる。(「ワイルド・シングス」で紹介したネーブ・キャンベル)一種の呪いだな、これは。

 ここまで書いてきて、まるっきり「おすすめ」という文章でないことに気づきました。(^^;)いや、たまには間抜けを楽しむのもいいかな、と・・・
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