<殺人鬼>綾辻行人
久しぶりの更新です。ずいぶんさぼってしまいました。とっても仕事が立て込んでいました。みなさんに忘れ去られていないか不安・・・
ワレの読書の仕方というのは、どちらかというと話の流れを大まかにつかんでいく、登場人物の会話や名言を楽しむ、ということに重点が置かれているので、瑞々しい描写や文章表現を楽しむ、ということがあまりない。邪道かもしれない。 そして、悪いことにこういう読み方というのはミステリーを読む場合の致命的な欠点となるのであります。
それを思い知らされたのが今回ご紹介する<殺人鬼>であります。
とにかく強烈。 途中で気分が悪くなること請け合い。
人が死にまくります。狂いまくります。いやー極限状態におかれると、人間、心の奥底にある欲望がむき出しになりますね。最近ノワールなんていう新しい分野が生まれたりしているようですがこの小説もかなり暗黒。 ご飯の前にはやめましょう。
先程述べた「思い知らされた」というのはもちろんトリックのことです。やっぱり細かいところ読まないとダメなのかなあ。全然分かんなかったよ。やられました。 |
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