『ボーンアイデンティティ』
今日はビデオライブラリから1点。マット・デイモンのアクションものというのがそもそもイメージしにくかったんですが、これ、かなりいいです。今時あんまりないハードボイルド路線。それもそのはず、原作はロバート・ラドラムという方のベストセラーで「暗殺者」。1988年に別の形で映画化されています。
「ボーンアイデンティティ」のボーンは骨じゃなくて、主人公ジェイソン・ボーンの名字です。ボーン君が自分のアイデンティティを探す話。漁師さんに嵐の海でつり上げられたと思ったら記憶はないし、おしりに変なカプセル埋まってるし、訳がわかりません。メメントで入れ墨を体に入れてメモするのもすごかったけどおしりにカプセルかあ。密輸みたい。カプセルのメモを頼りにスイス銀行に行くと自分のパスポートが何冊も・・・もちろんいろんな国籍、いろんな名前で・・・益々わかんなくなるジェイソン。しかし、見どころはそこから!彼がいかにして窮地を脱していくか。その先を読んだ頭脳プレイです。記憶がなくても身に付いていることは色々できるもんなのね。
マトリックス以降、VFXとワイヤーアクションのオンパレードにうんざりしてた(もちろん、あれはあれでいいんだけど)んですが、これは地味なアクションながら、ほんとに強そう!マット・デイモン!!カックイイ!(爆)アクションシーンはファイトもそうでないのも含めて結構あるんですが、すごく自然なんですよ。どれも必然性があるシーンだし、説明なしで主人公の優秀さを示していきます。 相手役のちょっとイカれた系の女の子は「ラン・ローラ・ラン」(これもいいですよ)の主演をしたフランカ・ポテンテです。やたら不必要なラブシーンがないのもいい。 |
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