あんまり久しぶりで入り方忘れちゃってたよ・・・(^^;)
<黒猫>エドガー・アラン・ポー
・・・ごめん、今更で・・・
今出版業界は文庫キャンペーンの季節。この夏、岩波文庫では去年も好評だった蔵書票の全員プレゼントをやっています。蔵書票ってわかります?本好きのあこがれ。自分の本に目印のように貼る名札シールみたいなものです。名札シールよりはずっと格調高い感じなんですが。(^^;) 貼るのは表じゃなくて奥付なんかにですよ、もちろん。蔵書印もいつかは作りたいんですけども、まずは蔵書票。岩波文庫の対象商品を3冊買わないともらえないのです。(^^;)
というわけでぶんぶんが選んだのが今回取り上げる「黒猫」、「地獄変」、「カフカ短編集」であります。読むかわからなかったけど(爆)とりあえず蔵書票、ほしかったのです。パソコン使えばできそうな気もしましたが、まあ、プレゼントという響きが大切ですよ。
いい年してポーでもないんだけど実は読んだことがなかったのでこの機会に読んでみました。ちなみに江戸川乱歩も読んでない。小学校の図書館で表紙の絵が怖かったから・・・
読んでみて・・・やっぱり名作といわれるものは違うよね。読ませる。文章に味わいがあると思いました。たまにはこういうものにふれなきゃいけませんね。 どんな調査をしたのか、最近の子どもは本を読まないと言われるけど、昔の子より読んではいると思う。ただ、読んでいる本の質はかなり落ちている。雲泥の差と言っていい。コミックのノベライズ、タレント本、売れてはいるけれど内容がひどいもの、文章の質がひどいもの・・・そうした本は我々が子どもの頃にもあったけれども、こそこそ読んだ本なんだよね・・・あんまりいいものじゃないってどこかでわかっていたから。
今の子どもはそれを堂々と読む。そして読書と言い張る・・・(ーー#)。いいものと悪いものとの判断がつかないのに悪いものばかり読んではいけない。世の中の娯楽と同じ。 そしてなによりいいものを知ってほしい。100年経っても新鮮な文章。難解でも引きつけられる文章。設定は古くても読ませる構成。そういうものに触れてほしい。 とまあ、「黒猫」を読みながらそんなことを考えました。夏休みですね。いい本に出会いましょう。 |
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