館内が煙に包まれると同時に天井のステンドガラスが割れ、黒い影とともに白いマントを纏った青年が降り立った。
その瞬間、ぶんぶん警部の怒鳴り声が館内に響きわたった。
ぶんぶん「か・く・ほ〜〜〜」
その声と同時に、配置についていた警察官たちがいっせいに飛び掛った。
ハント「警部あれはフェイクですよ」
ぶんぶん「なんだと」
警官A「警部、ただの人形です。」
ハント「もうすでにこの中に潜り込んでいるのですよ」
ぶんぶん「どこにもぐりこんでいるんだね」
よりいっそうぶんぶん警部はあらげ大きくなっていった。
ハント「そろそろ出てきたらどうです。秘書に成りすましているシーフ君」
ハント「いつもいつも厄介ごとを僕のところへ持ってきますね。恨みでもあるんですか。僕に」
シーフ「よくわかったね」
その声とともに秘書の女性が白いマントを纏った青年えと姿を変えた。
ハント「それにしても見事な変装能力ですね。声まで一緒なんですから」
シーフ「お褒めの言葉いたみいります。」
ハント「それでは本題に入りましょうか」
そこへうりあむさんが走って駆け寄ってきた。
うりあむ「頼まれていたこと調べたらやっぱり偽物だったよ。後、彼女は見つかったよ」
ハント「そうですか、ありがとうございました。」
ハント「先ほどの続きですが、今回の君の招待状はやはり『三枚のモナリザ』に関係しているようですね」
シーフ「そう、『微笑まないモナリザ』『モナリザの微笑み』『モナリザの悲しみ』この三枚に秘められた謎がね。」
ハント「うりあむさんに『モナリザの微笑み』『モナリザの悲しみ』を調べてもらったらやはり偽物でしたよ。」
シーフ「この三枚にある伝説を知っているだろう。月が食われ、赤く染まるとき三枚のモナリザを持つものは永遠の命を手にするかとができるという。」
ハント「もしや、今回の件『CROWN OF THORNS』が関係しているのですか」
TO BE CONTINUED |
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