孤島のオペラ座館に『怪人(ファントム)』は巣食い・・・・・・ 連続殺人事件は幕を開けた・・・・・・
前回も書いた通り、単行本を買ったのはU巻からなのです。 なので犯人を知った状態から事件のあらましを読んだので、 動機やらトリックなどは考える事無く読んでいました。
その状態で思ったことは・・・。
やっぱり月島冬子のことなんだなぁ。
「地獄の業火に焼かれながら それでも天国に憧れる・・・。」
犯人は彼女が復讐の言葉を残して死んでいった・・・と言っていた。 でも金田一は「許せるうちに死のうと思った」んじゃないのか・・・って。
事件の後になってから彼女の遺書が発見されて、そこにはこう書かれていました。
「昨日のこと以来、私の心はこの顔と同じように醜くなりつつあります。 そうなる前に、私は命を断つつもりです。 私・・・・少しでも天国に近い所へ行きたいから・・・・。」
彼女がここまで「天国」にこだわる訳は何なんだろう・・・。 やっぱり「オペラ座の怪人」の影響なのかしら?
彼女は最後まで「月島冬子」でいたかったのかな? 「ファントム」ではなく、「月島冬子」のままで・・・。 |
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