『墓場島殺人事件』 に関する検証
 ●隣の防空壕の声は聞こえたのでは?
 ●投稿者:twinkle
 ●検証タイプ:意外な事実発見
 | 初稿:2019/07/30 01:07 | 最終稿:2019/07/30 01:07 | 編集回数:0 |

檜山と森下の共犯関係を示す決定的な証拠となった事実、「聞こえないはずの金田一の言葉を森下が知っていた」ことについて、「森下が金田一の隣の防空壕に居続けたことを印象付けるために会話を事細かに伝え、内容を金田一に話した」とある。

しかし、問題の会話は檜山の見張り時間の終了間際のこと(金田一が檜山の挑発に乗って壕を飛び出そうとし、檜山が銃でそれを制し、檜山が「見張りの交代の時間だ」と発言している)。そのタイミングであれば森下はとっくに殺害を終え、自分の壕に戻っているはずである。つまり、「見張りの檜山の声は聞こえるが、隣の壕の金田一の声は聞こえない」という状況を体験しているはずである。その状況で「金田一が言ったことを知っている」と話すのはおかしなことと気づくのではないだろうか。

見張りの時間の40分ギリギリまで使って殺害して戻ってきたという可能性もなくはないが、そうなら檜山が金田一を挑発するのは非常に危険な行為であるはずである。現に金田一が壕から飛び出してきたのだから、(檜山が銃で制したとはいえ)森下が壕の外に出ているのを見られるリスクが高すぎる。

以上のことから、実は森下の壕からなら金田一の声が聞こえたのではないか、と考えられる。

もちろん、直接の声は分厚い土の壁に阻まれて届かないだろう。しかし、檜山に向けられた声が壁に反射されて届く声はどうだろう。壕の反対側の地形は上面図以外では全く描かれていない。地形によっては、右隣の美雪の壕に金田一の声が届かず、左隣の森下の壕には届くといった音響効果が存在しているかもしれない。


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