●OLIGHT オーライト i5T EOS

基本データ

 OLIGHT i5T EOS
 Youtubeレビュー動画

●基本操作・操作性について

基本操作

i5T EOS はテールスイッチ1つで電源の 『ON / OFF』 『モード切り替え』 の全ての操作を行います。

消灯状態からボタンを1回押すと、前回の使用モードに関わりなく必ず15ルーメンモードで点灯します。

モードの切り替え
●消灯状態から、ボタンを半押しする度に 15ルーメン/300ルーメンが切り替わり、全押しで決定されます。

●点灯状態から、ボタンを全押しして一旦消灯した後、(恐らくは)0.5秒以内にボタンを押し直すことで照度が切り替わります。
防水・防塵規格 IPX8

OLIGHT i5T EOS は、防水規格として、一般的な日常使用においての、規格上最高となる 『IPX8』 を実装。

筆者は、写真のような状況に30分ほど放置してテストしてみたのですが、全く問題は出ませんでした。

※IPX8規格

おおむね、水深2m程度の場所に30分間放置しても有害な影響を生じる量の水の侵入がない ── とされていますが、本体自体は、バッテリ交換時等、ボディ部とテール部でねじ込み式となっています。
使用している内にねじ込み部が緩む可能性もありますので、『完全防水』のように過信しないよう、気を付ける必要があります。

●照射角について


OLIGHT i5T EOS の照射角度は、従来の単3電池使用モデルとは一線を画する
ワイド照射
と言えます。
まずは下の2枚の写真をご覧ください
OLIGHT i5T EOS
300ルーメン
SUNWAYMAN V10A
480ルーメン
※右側の V10A は 3.7V バッテリーを使用
右側の "SUNWAYMAN V10A" は、筆者が所有する単三電池1本使用型フラッシュライトの中で最も照射角が広いモデルだったのですが、左側の OLIGHT i5T EOS の方が画面の隅々まで光が広がって、視野角全体をカバーできるほどの広さとなっています。

広い範囲を柔らかく照らし上げる照射は、高性能な LED を採用した近年のフラッシュライトの特徴と言えそうです。

光の色について


上の写真でもお分かりの通り、光の色はやや緑掛かった色調で、色温度的には推定で 4700K あたりになるような気がします。
MAX で 300 ルーメンのモデルですので、光色はもう少し白色に近い方が、明るさが活きたような気がします。

照射例&比較

照射例&比較
※神社の石階段を見上げる形で照射。
OLIGHT i5T EOS

Low : 15ルーメン
OLIGHT i5T EOS

Hi : 300ルーメン
かなり広い範囲に照射されて、光の円(縁)が画面内に収まっていません。
ThruNite Archer 1A V3
(比較参考)
Hi:180ルーメン
※i5T EOS より照射角が狭いため、ルーメン値は低いですが明るさは同じ程度となっています。
SUNWAYMAN V10A XML
(比較参考)
最大照度:480ルーメン
※3.7V 14500バッテリーを使用しています。

OLIGHT i5T EOS を使ってみて ☆ まとめ

実は筆者は、ここ数年、3.7V バッテリを使用するハイパワーモデルのフラシュライトばかりを使っていまして、『単三電池1本使用モデル』 の容量やパワーでは、少し心もとないようなイメージを持っていました。

この i5T EOS は、300ルーメンの MAX状態で使用できる時間は3分ほどと短いのですが、その後もそれほど大きく照度が低下する印象がなく、150ルーメン相当の明るさで使用できる30分くらいであれば、ナイトハイク等暗闇の山登りでも不安なく使用できる性能を備えているように感じました。

さすがに、連続使用で30分を過ぎた以降は30ルーメン相当まで照度が落ちてしまうのですが、それでもその30ルーメンの状態で2時間近いランタイムが稼げるようで、


『単三電池1本使用で、おおむね5m前後の範囲を照らす用途を主とした小型モデルだけど、高性能 LED の採用により広い照射角が獲得され、短時間であれば300ルーメンのハイパワーを絞り出せる新世代フラッシュライトである』


と、言えそうな気がします。


●手元〜足元 (20cm〜3m)
・手元作業 : ◎ (Low 15ルーメン)
・徒歩 : ◎ (Hi 300ルーメンから少し照度が落ちたあたりでちょうど良い感じ)
・室内サーチ : ○ (同上)
●近距離レンジ (5m〜10m)
・近距離サーチ : 〇 (Hi 300ルーメン)
・低速自転車 : 〇 (但し照射角が広いので対向車には注意)
●中距離レンジ (15m〜20m)
・中距離サーチ : △ (Hi 300ルーメン 但しやや光量不足)
・高速自転車 : ×
●遠距離レンジ (25m〜30m)
・遠距離サーチ : ×

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